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歯周病は外科手術から歯肉を取り戻す
殺菌治療にも対応
歯周病は治療しないでそのままにすると最悪の場合、歯を失うことにつながる病気です。初期の自覚症状はほとんどなく、ブラッシングのときに出血や歯ぐきが腫れることで気づくことが多く、いつの間にか進行してしまいます。富士見ヶ丘駅近くの嶋デンタルクリニックは、歯周病の進行度に応じた対策や治療を行います。歯周外科手術や、健康な歯肉を取り戻す光殺菌治療も可能です。
歯周病とは
自分の歯を失わないために
歯周病は早めの対策と治療を
ブラッシングのときに出血したり、歯ぐきが腫れたりする場合は歯周病が疑われます。歯周病は歯ぐきの病気で、歯ぐきだけが炎症を起こしている「歯肉炎」から、歯を支える歯周組織や顎の骨まで溶かされてしまった「歯周炎」に進行し、最後は歯が抜けてしまいます。歯肉炎の状態であれば、正しいブラッシングや歯科医院でのプラーク(歯垢)コントロール、スケーリングで治療することは可能です。
歯周炎に進行してしまうと外科手術も検討することになりますが、当クリニックでは2つの歯周組織再生療法で健康な歯周組織を取り戻すことができます。歯周病は治療を先延ばしにすると歯を失うだけでなく、糖尿病や心疾患など重篤な疾患にもつながり、全身に影響をおよぼします。また、妊娠中は歯周病にかかりやすくなります。自覚症状を伴わずに進行するため、定期検診などで早めに対策と治療を行うようにしましょう。
悪化させると歯が抜け落ちてしまう病気です
歯周病は歯を支える歯ぐきの病気です。悪化すると歯が抜けてしまい、歯を失う原因の4割は歯周病とされます。歯周病は虫歯と同じように細菌の感染が原因で発症します。食後のお手入れがきちんとできていないと、歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)がたまり、その中に潜む歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こすのです。
炎症の範囲が広がると歯と歯ぐきの溝が深くなり、歯を支えている歯周組織や顎の骨が溶けてしまい、支えがなくなった歯は抜け落ちてしまいます。自覚症状がほとんどないまま進行し、日本の成人の約8割が歯周病予備軍、またはすでに発症しているとされるほど、蔓延しています。歯周病も虫歯と同じく早期発見・早期治療が大切です。
歯周病の特徴
治りにくく再発しやすい国民病
歯周病は年配の方のイメージがありますが、20代でも歯周病は発症します。成人の約8割が患者または予備軍である歯周病は、すでに国民病です。歯周病は完治しづらく、再発しやすいため、徹底して治療しなければ、症状が進行したり、再発を繰り返したりして歯を失いかねません。1本失うとお口全体のバランスが悪化し、他の歯もドミノ式に失うおそれがあります。
全身疾患や低体重児・早産のリスク
歯周病菌が血管に入ると血栓を起こしやすく、動脈硬化や心疾患を引き起こすリスクがあります。糖尿病や誤嚥(ごえん)性肺炎など全身疾患にもつながります。また、妊婦の方が発症すると低体重児や早産のリスクもあるのです。
歯周病の進行段階と治療法
健康な歯ぐきは薄いピンク色で引き締まり、歯と歯ぐきの溝は1~2ミリとほとんど隙間がありません。歯周病を発症すると、まず、歯ぐきが炎症を起こす歯肉炎になります。さらに症状が進行すると、歯を支える歯周組織や顎の骨が溶けてしまう歯周炎に移行するのです。歯周炎は進行段階によってさらに3段階に分かれるため、歯周病全体の進行段階はP1~P4の4つに区分されます。数字が大きくなるほど進行していることを示します。
P1:第1段階「歯肉炎」 |
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【症状】 【対策】 |
P2:第2段階「軽度歯周炎」 |
【症状】 【治療法】 |
P3:第3段階「中度歯周炎」 |
【症状】 【治療法】 |
P4:第4段階「重度歯周炎」 |
【症状】 【治療法】 |
歯周病を悪化させると全身に影響をおよぼします
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心疾患・脳血管疾患
歯周病菌が血管に入ると血栓ができやすく、血管が狭くなり、ふさがるなどして心筋梗塞のリスクが高まります。歯周病の方が脳梗塞を発症する確率は、他の方より2.8倍高いとされます。
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糖尿病
糖尿病患者が歯周病である割合は高く、歯周病が糖尿病の症状を悪化させる報告もあります。
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早産・低体重児出産
妊娠中は身体の変化により、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。妊娠性歯肉炎になると歯周病菌が子宮の筋肉に影響を与えてしまい、出産した際に低体重児だったり、早産だったりするリスクが高くなります。
歯周外科手術について
失われた歯周組織や歯槽骨の再生を
促す歯周外科手術
歯周病で顎の骨を失ったり、歯ぐきがやせたりしても、通常は自然に少しずつ回復します。しかし、歯ぐきの方が顎の骨より再生力が高いため、顎の骨があるべき場所に歯ぐきが先に入り込み、顎の骨が元の状態に戻ることができません。健全な歯周組織を取り戻すためには、「歯周組織再生療法」が有効です。嶋デンタルクリニックでは、2つの「歯周組織再生療法」を行っています。
GBR
GBR法は欠損した骨の組織を再生させる骨誘導再生療法です。歯周病などにより歯を失った場合はインプラントで対応できます。天然の歯に近い噛み心地や、周囲の歯に負担をかけないメリットがありますが、顎の骨に十分な量が必要です。
GBR法は骨が不足している部分をメンブレンという膜で覆い、スペースを確保し、数ヶ月かけて骨を再生させます。GBR法により手術のリスクを低くした後に、インプラントを埋め込むことができます。 ※画像
GTR法
GTR法は歯周病で失われた歯を支える骨(歯槽骨)を再生させる治療法です。局所麻酔下の外科手術でプラーク(歯垢)や歯石を除去した後に、特殊なメンブレンという膜を歯肉の下に装着し、顎の骨や歯根膜が回復するためのスペースを確保し、外部から防御します。
一定期間経過後、メンブレンを手術で取り除くと、患者様自身の再生力で新しく歯周組織が再生されるので、そのまま数ヶ月、歯槽骨が再生し始めるのを待ちます。
PRP
患者様自身の血液を用いた再生療法の一種で、PRP(Platelet Rich Plasma)は多血小板血漿という血液中の血小板を濃縮した血漿のことを言います。美容皮膚科で使用される場合のPRP再生療法は、シワや目の下のくまを改善することが目的で、皮膚を再生する治療が行われます。
歯科でPRP再生療法を使用する場合は、血小板に含まれる成長因子の働きを利用し、骨や周辺組織を再生しながら、回復を早めます。
CGF
CGF法も患者様自身の血液を用いた再生療法の一種です。遠心分離機で血漿の中にあるPRGF(多血漿成長因子)を取り出し、骨や歯肉を再生させます。PRGFは組織の治癒や修復、再生を促進する働きを持つ成分が、通常の血液の3倍含まれています。
そのため、傷の治りが早く、自己血液のため、感染症の安心度も高いです。人工骨と混ぜてインプラント前に移植したり、抜歯後に骨がやせるのを防いだりするときに使用します。
エムドゲイン
エムドゲインは歯周組織再生誘導材料を使用した治療法です。乳歯が生えてくるときに重要な働きをするたんぱく質の一種を主成分にしたエムドゲインゲルを、GTR法のメンブレンの代わりに用います。
局所麻酔下の外科手術で歯石や炎症部分を除去した後に、エムドゲインゲルを塗布し、縫合。エムドゲインゲルは体内に吸収されるため、除去手術は不要です。数ヶ月後、歯槽骨が再生し始めるのを確認できます。
費用:55,000円~(税込)
CTG
CTG法は健康な状態よりも、やせて下がってしまった歯ぐきを増やす、結合組織移植術です。患者様自身の上顎の口蓋(こうがい)から歯ぐきの結合組織を切り取り、歯ぐきが足りない部分に移植します。他の歯肉移植の治療法に比べ、外科手術の技術が必要になりますが、歯ぐきの表面の色に左右されず、自然な仕上がりとなるのが特徴です。
光殺菌治療について
光殺菌治療(LAD)は、細菌感染した歯根や歯肉に光感受性物質を注入し、特殊な光を照射することで、活性酸素を発生させて殺菌し、健康な歯や歯肉を取り戻す治療法です。
光殺菌治療の特長
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痛みや副作用がない
光感受性物質に特殊な光が照射するだけで、照射中(殺菌中)に痛みは伴いません。副作用がないので、繰り返し治療に利用できます。さらに、人体にやさしいので妊婦さんにも適用可能です。
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耐性菌を作らない
抗生物質による治療とは異なり、耐性菌を作りません。
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耐性菌にも効く
光感受性物質はあらゆる細菌の細胞壁に浸透するため、すでに耐性化した細菌の殺菌も可能です。
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光殺菌治療の用途
- 歯周病治療
- 根管治療
- 歯周再生治療
- 重度の虫歯治療
- 歯周病予防など
費用:歯1本1,100円~(税込)
診療メニュー
- 白く美しい歯を手に入れる
- 歯を失ってしまった
- むし歯・歯周病にならないために
- 歯がグラつく・歯茎から血が出る
- 歯が痛む・しみる